パスワードを忘れてログインできない
——あわてて試す前に読んでほしいこと
■ 窓口に届いた相談
「新しいアプリを入れようとしたら、パスワードを求められました。思いつくものを何度も入れたら『ロックされました』と出てしまって、どうしたらいいか……」(60代・男性)
※ よくいただくご相談を、個人がわからない形で再構成しています。
「新しいアプリを入れようとしたら、パスワードを求められました。思いつくものを何度も入れたら『ロックされました』と出てしまって、どうしたらいいか……」(60代・男性)
※ よくいただくご相談を、個人がわからない形で再構成しています。
パスワードの相談は、当窓口の定番中の定番です。最初にいちばん大事なことをお伝えします。
思いつくパスワードを、続けて何度も試さないでください。多くのサービスは、間違いが続くと安全のためにしばらく入れなくなります(ロック)。ロックがかかると、解除を待つ時間のぶん解決が遅くなります。
まず知っておきたいこと:パスワードは「調べる」ものではなく「作り直す」もの
忘れたパスワードは、基本的にどこにも表示できません。その代わり、どのサービスにも「パスワードを忘れた方はこちら」という入り口が用意されていて、そこから新しく作り直す(再設定する)のが正しい道です。
再設定には、登録したときのメールアドレスや電話番号に届く「確認番号」を使います。ですから、次の2つがわかっていれば、ほとんどの場合は解決できます。
- そのサービスに登録したメールアドレス(または電話番号)
- そのメールを今も受け取れること
窓口では、こう解決しました
冒頭の方は、Apple ID(iPhoneの大元のアカウント)のパスワードでした。窓口ではこう進めました。
- まずロックが解けるまで、あせらずお茶を一杯(この待ち時間に状況を整理)
- 登録メールアドレスがどれかを一緒に特定
- 「パスワードをお忘れですか?」から再設定。入力はすべてご本人にしていただきます(私たちがパスワードをお預かりすることはありません)
- 新しいパスワードを、ご本人だけの「パスワードノート」に記録
ここまでで約30分。最後に、今後のためにいちばん大事な話をしました。
二度と困らないための、2つの備え
① 紙の「パスワードノート」を1冊に決める
あちこちのメモに書くのがいちばん危険です。1冊のノートに「サービス名・登録メール・パスワード・作った日」を書き、家の決まった場所に保管してください。紙は、詐欺メールに盗まれる心配がありません。
② 「大元のパスワード」だけは特に大切に
Apple ID(iPhone)やGoogleアカウント(Android)は、スマホ全体の「大元のカギ」です。これだけは他と使い回さず、ノートの最初のページに書いておきましょう。