「ウイルスに感染しました」の警告が消えない
——それ、詐欺です。電話しないでください
■ 窓口に届いた相談
「調べものをしていたら、突然大きな音が鳴って『ウイルスに感染しました。今すぐこの番号に電話してください』という画面が出ました。マウスで消そうとしても消えません。電話したほうがいいのでしょうか」(70代・男性)
※ よくいただくご相談を、個人がわからない形で再構成しています。
「調べものをしていたら、突然大きな音が鳴って『ウイルスに感染しました。今すぐこの番号に電話してください』という画面が出ました。マウスで消そうとしても消えません。電話したほうがいいのでしょうか」(70代・男性)
※ よくいただくご相談を、個人がわからない形で再構成しています。
まず、いちばん大事なことをお伝えします。
この警告はニセモノです。パソコンはウイルスに感染していません。そして、画面の電話番号には絶対に電話しないでください。
これは「サポート詐欺」と呼ばれる手口で、国の機関であるIPA(情報処理推進機構)や警察庁も繰り返し注意を呼びかけています。電話をかけると、サポート料金と称してお金を要求されたり、パソコンを遠隔操作されたりします。逆に言えば、電話さえしなければ被害は発生しません。
なぜ「消せない」のか
この偽警告は、インターネットを見ているときに表示される「ただのウェブページ」です。ところが、あわててクリックすると画面いっぱいに広がる仕掛けになっていて、閉じるボタンが見えなくなります。「消せない=重大な感染」と思わせるための演出で、パソコンが壊れたわけではありません。
正しい閉じ方(この順番で試してください)
- キーボードの左上にある「Esc」キーを、3秒ほど長押しする。画面の全画面表示が解除されて、右上に「×(閉じる)」ボタンが現れます
- 現れた「×」でブラウザ(インターネットの画面)を閉じる
- それでも閉じられないときは、パソコンの電源ボタンを長押しして再起動する。再起動しても警告は戻ってきません(もし「ページを復元しますか?」と出ても、復元しないでください)
IPAは、この閉じ方を安全に練習できる「偽セキュリティ警告 画面の閉じ方体験サイト」を公開しています。教室でも、この体験サイトを使った練習をご一緒しています。
もう電話してしまった・遠隔操作させてしまったときは
あわてなくて大丈夫です。ただし、次の対応が必要です。
- お金を要求されても支払わない。コンビニでプリペイドカードを買うよう言われたら、それは100%詐欺です
- すでに支払ってしまった場合は、警察(相談専用ダイヤル #9110)とカード会社・購入店に連絡する
- 遠隔操作のソフトを入れさせられた場合は、そのソフトの削除と、パスワード類の変更が必要です。ご自身での判断が難しければ、パソコンをそのまま窓口へお持ちください
窓口では、こう解決しました
冒頭の方は、電話をかける直前に念のためご家族に相談し、教室に持ち込んでくださいました。Escキーの長押しで警告を閉じ、ウイルス対策ソフトでの確認も実施して感染がないことを一緒に確認。その後、体験サイトで「自分で閉じる練習」を2回していただきました。「今度出ても、もう怖くない」とおっしゃっていたのが印象的でした。ここまでで約20分です。
- 画面の警告と電話番号はニセモノ。絶対に電話しない
- Escキーを3秒長押し → 「×」でブラウザを閉じる
- 閉じられなければ電源長押しで再起動(それでも安全)
- 支払ってしまったら警察相談ダイヤル #9110 へ